はじめに
数ある食材の中でも 「痛風に最も悪い食品」 として知られているのがレバーです。
レバーはプリン体が非常に多く、わずか100g程度で尿酸値を危険レベルまで高めてしまいます。
一般的に「ビール=痛風に悪い」と言われますが、
実はレバーはビールより数倍リスクが高い食材 で、発作のトリガーになりやすいことで有名です。
この記事では、
- レバーが痛風に悪い理由
- プリン体量の比較(牛/豚/鶏)
- なぜ尿酸値が急上昇するのか
- 食べてしまう場合の注意点
- 代替できる低プリン体食品
まで、専門的に解説します。
■ レバーが痛風に悪い最大の理由は「プリン体量が異常に多い」
まずはプリン体量の比較から見てみましょう。
【レバーのプリン体量(100gあたり)】
- 鶏レバー:312mg
- 豚レバー:284mg
- 牛レバー:219mg
➡「200mg」を超えると “高プリン体食品”
➡「300mg以上」は “極めて高リスク食品”
つまり、
🟥 レバーは食品全体の中でもトップクラスのプリン体を含む
ということです。
肉・魚のプリン体が80〜150mgであることを考えると、
レバーは その2〜3倍 ものプリン体を含んでいます。
■ なぜレバーはここまでプリン体が多いのか?
プリン体は「細胞の核」に多く含まれる物質です。
レバー(=肝臓)は身体の中でも細胞密度が高く、
- エネルギー代謝
- 老廃物の分解
- 栄養素の合成
などを行う臓器のため、細胞量が非常に多い。
その結果、
🟥「レバー=プリン体の塊」
と言えるほど、含有量が多くなってしまいます。
■ レバーを食べると痛風発作のリスクが高まるメカニズム
レバーを食べると…
- 高濃度のプリン体が体内に入る
- プリン体 → 尿酸に変換される
- 血液中の尿酸値(UA値)が短時間で急上昇
- 尿酸が結晶化し、関節に沈着
- 免疫反応が起き、激痛の痛風発作が発生
特に、
- 焼き鳥屋でレバーを大量に食べる
- ビールと一緒にレバーを食べる
- 空腹にいきなり取り入れる
などのケースは最悪です。
🟥 ビール+レバー=痛風発作の“黄金パターン”
と言われるほど危険な組み合わせです。
■ 他のホルモン(内臓系)と比べてもレバーは圧倒的に高リスク
| 食品 | プリン体量(100g) |
|---|---|
| 鶏レバー | 312mg |
| 豚レバー | 284mg |
| 牛レバー | 219mg |
| 砂肝 | 143mg |
| ハツ(心臓) | 175mg |
| モツ | 100〜150mg |
比較すると、
🟥 レバーだけ“別格レベル”に高い
ということが分かります。
■ レバーを食べてはいけない人の特徴
以下に該当する人は、レバーを避けるべきです。
- ▶ 痛風発作を起こしたことがある
- ▶ 尿酸値が 7.0 mg/dL 以上
- ▶ 高血圧・高脂血症・肥満
- ▶ 40〜60代男性(最も発症率が高い)
- ▶ お酒を飲む習慣がある(相性最悪)
該当する人は、レバーは完全にNG と考えてください。
■ どうしてもレバーを食べたい場合の注意点
本来は避けるべきですが、
「年に数回だけ食べたい」という人向けに リスク軽減策 を書きます。
- ✔ 食べる量は“30g以下”(焼き鳥1本以下)
- ✔ アルコールと絶対に合わせない
- ✔ 水を多めに飲む
- ✔ その日は運動しない(尿酸が急上昇する)
- ✔ 翌日は乳製品・海藻で尿酸排出を促す
ただし、痛風の既往歴がある人は食べるべきではありません。
■ レバーの代替に最適な低プリン体食品
レバーの代わりに“安全に栄養を補える食材”は以下です👇
🟩 低プリン体でタンパク質を摂りたい
- 卵(プリン体ゼロ)⇒痛風に卵が良い理由
- 豆腐(25〜30mg)⇒痛風に豆腐・豆乳が良い理由
- 白身魚(50〜80mg)⇒痛風でも安心して食べられる白身魚
🟩 鉄分を補いたい場合
- ほうれん草
- 小松菜
- ひじき
- 納豆(少量)
🟩 ビタミンAを補いたいなら
- にんじん
- かぼちゃ
- 小松菜
これらを活用すれば、レバーなしでも十分な栄養補給が可能です。
■ まとめ
レバーは痛風の食事において 最も避けるべき食品 です。
- プリン体が極めて多い
- 尿酸値を急上昇させる
- ビールなどのアルコールと最悪の組み合わせ
- 発作を誘発しやすい
という理由から、
🟥 痛風・尿酸値が高い人は、レバーを“基本禁止”にすべき
といえます。
代わりに、卵・豆腐・白身魚など低プリン体の食材で
タンパク質を補いましょう。



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